2009/12/25(Fri) 13:19
アジアの富裕層が共感するものとは。
先週、上海に出張し、日本商品を上海に輸入するロジスティック企業で、マーケットリサーチを
担当する上海の女性達とミーティングする機会がありました。
その前週は、香港「MEGU」のリニューアルオープン店のディレクションをする、
香港を代表する日本料理店「西村」の料理長である西村さんが、食材を探しに
奥様と来日されていました。
近頃、「日本のいいもの」をアジアへと出していこうという動きが、一段と活発になっています。
でも、色々な人にお会いする中で、本当にいいものを求める層に、本当にいいものを脈々と
作り続ける人たちのプロダクトが届いていないことをつくづく感じます。
香港や上海のVIP層は、美味しいものにお金の糸目はつけません。
先日も1人30万円でのディナーが開かれたとか、5個1万円の林檎を贈呈に使ったとか・・・
そんな逸話ばかりです。
上海のミーティングでも感じたことは、大量生産品を消費するマーケットは依然として存在
していきますが、日本側でアジアへ出したいというものと、香港、上海、の富裕層が望む
商品がかみ合っていないのです。
では、国を超えて共通して感じるいいもの、とは何か。
台湾の百貨店バイヤーにお米の紹介をしてくれたソフィア、韓国へ日本の紹介を続ける
Michelle,そして今回会った、上海のRISAとMIKA、自国で強力なネットワークを持つ
彼女達と話していて、ある共通した価値観が存在していることに、最近気がつきました。
それは、「心を込めて作られたもの」への、人種を超えた共感でした。
会津の地域プロデューサー、本田さんが手がける「継承米」、岡山の阿部さんが手がける
「桃太郎葡萄」、エイラインの横山さんの「小鮎」・・・。
食べてもらうと、説明をしなくても感じてもらえる何かが存在しています。
「心を込めて作られたもの」を見極められる女性達が動き始めたときに、日本の高級商材
の新しいマーケットが開かれるのかもしれません。
日本には、もともと心を込めてモノづくりをする文化が存在しています。
その文化を、変わらず継承していく為に、地域プロデューサーと連携し紹介していくこと、
私達の大事な仕事の一つであるように思います。
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