2009/12/09(Wed) 17:57
アリエルと人魚姫
都内のお酢バー。
15坪で3人のバイトで月3000万円の売上。
地方のレストラン。
一流の店舗デザイナーに作ってもらい、 シェフを東京から呼んで、
「あそこ、流行ってるね。」と言われて月1000万円の売上。
子供たちに愛されるディズニーアニメ・アリエル。
自分の想いをかなえる為に努力する行動的なヒロイン。
子供の頃に読んだ人魚姫。
憧れ、恋して、自分の声を犠牲にしてでも、実らぬ恋。
最後まで恋焦がれ、彼を血で染めることが出来ず、
最後は自分が泡となり、消え散る。
米を作ろうとしても、まずは土作りからと年単位での準備。
やっとなったりんごも台風に脅かされ、夜な夜なねずみ小僧に目を点けられる。
大切に育てた野菜は、第三者の農薬被害の後始末で出荷見送り。
ここで挽回と見込んだ海の家は、冷夏で静まり返り、
今度こそと望んだスキー場は雪すら降ってこない。
世の中の寓話には、複数の意味と叡智を伴っている。
それを神話化し、大衆の偶像化するひと達は、その話と合致する部分を頼りにし、寄り添う。
でもそれは目に見える皮相的な一面にしかすぎない。
そんな新奇な見ものにいったいどんな価値があるのかと気が付きもせずに。
もっと生き生きとし、もっと本質的で内面的なものを。
肉付きの良すぎるぐらいの筋肉質の身体も、
舞台の上ではほっそりとして見える。
それが地方での生きがい、やりがい、そしてかっこよさ。
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